[
超初級編]
[初級編]
[中級編]
[上級編]
[超上級編]
超初級編
歯磨きは継続してこそ効果があらわれます。
歯の表面に付着した細菌は、時間が経てば経つほど歯や歯肉に悪い影響を及ぼす物質を生産するようになり、
また取るのが困難になっていきます。
一番は毎食後に歯を磨くのが理想的な方法ですが、頭で分かってていてもなかなか実行に移すことが大変な場合があると思います。 このページこそ気休めの極致です・・・。 食後にお茶を飲む
緑茶の成分の中で確かに虫歯の抑制を促すタンニンやフッ化物が含まれていますが、 飲むだけではその作用はなかなか期待出来ません。 とはいっても、お茶で口をゆすいだりするのは違った意味であまりお薦め出来ないですね。 食後に口をゆすぐ
一番最初に思いつく方法ですが、ただ漠然とゆすぐだけなら効果は限りなくゼロに近いと思います。 しかしなにもしないくらいなら・・・という意味で考えた場合、なるべく口をゆすぐ際に歯と歯の間に水を通すつもりで行って下さいね。 また市販されている洗口剤を使う手もありますが、(作用時間にもよりますが、)通常私達がゆすぐ時間を考えるとメーカーサイドで歌われている効果を期待するのは難しいです。 絶対に過信しないで下さいね。 爪楊枝を使う
これは過度の刺激を歯肉に与えやすいので出来れば避けていただきたいと思います。 絶対に歯肉に傷をつけない自信のある方のみご使用して下さいね。 気を付けないと無駄な歯茎の短縮を招いてしまい、更に食べ物がはさまり易くなってしまいます。 指に塩を付けてこする
よく民間療法で行っているケースを聞きますが、歯ブラシに付けて磨くならともかく指で歯茎をこするだけでは、 たとえ塩に収斂作用(水分を吸い出し引き締めるという作用)があったとしても、歯茎は好きで腫れている訳ではなく、 原因(歯垢)があってそれを排除すべく毛細血管が発達して腫れるため、歯垢を落とさないで歯茎の腫れを取ろうと思っても 結局は同じ事の繰り返しになると思います。 またマッサージ効果で血行を良くするという事なら歯ブラシで行った方が簡単ですし・・・。 ガムを食べる
一時(今もありますが・・・)歯磨きガムと言うモノが流行ましたが、 実際ガムをかんだ後に染め出し(歯垢を赤く染めて見やすくする)をしたところ、 意外と表側は歯垢が落ちたのですが、裏側はかなり歯垢が残っていました。 (余談ですが、裏側を落とすつもりでガムを咬もうとしても、つい頬側で咬んでしまい結構大変です。) 歯磨きの時間の短縮には役に立つかもしれないと言った程度でしょうか・・・。 しかし咬むという事は唾液の分泌を促すので、歯垢を落とすというより虫歯予防という点では効果があります。 もちろん普通のガムではかえって虫歯になりますので、シュガーレスガムやキシリトール(歯垢の形成を抑制する糖)を使用したガムに限ります。 薬にたよる
これは薬にもよりますが、歯科医院できちんと出されたものなら効果はあります。 しかしあくまでも薬の効果は一時的なものですが、プラークコントロールは歯がある以上ずっと続けなければいけないため、 急性症状が取れたら歯ブラシで磨く練習を始めた方が経済的にも安全面においても賢明な選択だと思います。 ティッシュペーパーで拭う(?)
実は歯垢は細菌と言っても集合体を形成して内部で色々な生産物を出し、歯や歯茎に悪い影響を与えます。 そのため、ある程度機械的に落としてしまえば歯垢の成熟を妨げる事が出来ます。 酔っぱらって今にも寝そうな時など歯の表面を拭くくらいの意識が残っていれば、そのまま寝てしまうよりはかなり違います。 特に酔って寝る時にお口を開けている時には口腔内が乾燥して自浄作用が格段に低下してしまいます。 欲を言うと更に歯と歯の間にデンタルフロスを通す事が出来ればもっといいのですが・・・。 綿棒で拭う(?)
上記と発想は同じなんですが、つわりのひどくて歯ブラシを使えない妊婦さんや歯磨きが難しい歯が生えたての赤ちゃんには、 綿棒で歯と歯茎の境目を狙ってこするのも非常時の手段として有効です。 実際色々あげてみましたが、結局はどんな状態においても歯ブラシで磨くのが一番労力に見合った結果が出せます。 安価で手軽におこなえ、更に安全で効果的な手段は他にはありません。 しかしながら歯ブラシ使用するのが困難な場合、例えば手に怪我をしてしまった方や、 ご高齢の方には最近電動歯ブラシの中で使いやすいタイプが出てきましたのでそちらを利用なさるのも一つの方法だと思います。 今回併せて電動歯ブラシについてもアップする予定だったのですが、資料の収集が遅れてしまい今回の更新に間に合いませんでした。 |