9月22日あいの里臨床研究会・TPJapan後援
「ブリギッタ・ニーストレン/テクニカルコース」
- 内容
- スウェーデンにおける口腔衛生状況
- 初期カリエスへの対処法
- PMTCシステムの模型上実習、相互実習
- PTCシステムの模型上実習、相互実習
- スウェーデンにおける口腔衛生状況
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WHOの調査でカリエス罹患の高かった地域が、
歯科医師をはじめ公共の機関の努力で最近の調査では平均を下回る結果を生んでました。
それも30年で!日本と予算のかけ方や薬品の基準値が違うにしてもやれば出来る事なんですね。
- また以前リンデの講習会でも同様の感想をもったのですが、
スウェーデンの歯科衛生士さんは日本とは比べようがないくらいプロ意識を持っていらっしゃいます。
(勿論資格を取るのも日本と比較にならないほど大変みたいですが)
特に歯科予防に関しては重要なスタンスをとっていて先の調査で実際に結果を残していますが、
定期的なフッ化物塗布やカリエスリスクの高い歯を持つ学童児の親に対する徹底した予防教育が実を結んだようです。
- 初期カリエスへの対処法
- 非侵略的治療としてフッ化物塗布とフィッシャーシーラントやブロッキングが挙げられていました。
- ティピカルフローラ
スウェーデンにおけるフッ化物塗布は2%のフッ化第1スズを使用するためカリエスリスクの高い部位に限ります。
- フィッシャーシーラント
- フィッシャーブロッキング
裂溝の形態修正の後シーラントを行います。
| 裂溝の形態が単純 | 裂溝の形態複雑 |
リスクが低い | ティピカルフローラ | フィッシャーシーラント |
リスクが高い | フィッシャーシーラント | フィッシャーブロッキング |
- 根面カリエスへの対処法
- また今回は初期カリエスだけではなく、
ペリオのメインテナンスで一番厄介な根面カリエスについてもふれていました。
根面カリエスの予防においても重要なのは予測性です。
- 問診
- スタンディングBW(撮影が難しいので苦手!)
- サライバテスト
後援がTPJapanというせいもあって唾液の緩衝能テスト
(エナメル質がPH5.7に対し象牙質のクリティカルPHは6.2だそうです。)
やS.ミュータンス菌ラクトバチラス菌のテストについてちょこっと説明していましたが、
一番は質より量でしょうね。特に年輩者に多いドライマウスには唾液の分泌を促すタブレットや
キシリトール入りの(抗プラーク形成作用がある合成甘味料)ガムを食後に食べることを勧めているそうです。
- ティピカルフローラ
根面カリエスにも積極的に行っているそうです。
(象牙質にもフルオロアパタイトが形成されるのですか?知っている方教えて下さい!)
またフッ素入りペーストを使った歯磨きや洗口なども効果的で特に唾液の分泌が少ない方にはお勧めだそうです。
(私ごとですがT.B.I中はから磨きでテクニックを向上させて、
メインテナンスに入ったら今度はペーストを使った磨き方を指導する必要性を感じました。)
- PMTCシステムPTCシステムの模型上実習、相互実習
- プロフェッショナルトゥースクリーニング(プロフィー)をメカニカルに行う事を言うそうです。
でもプロフィー(PTC)もハンドピース等を使ったりしますので便宜上の言葉でしょうね。
目的は定期的にプラークを100%除去する事によって、
細菌叢を変え患者のプラークコントロールを容易にする事ですが。
2次的に患者さんへのモチベーションの強化や情報提供にもつながります。
- ブリギッタ・ニーストレン
- カールスタッドの予防歯科クリニックでアクセルソン教授
(歯科界におけるミスター・プリベンションと呼ばれています。)
の片腕として勤務されておられます。
私のペリオのバイブル、リンデ教授のお書きになられた「歯周病」にも症例をだしてらっしゃる
雲の上のお方ですが実際お会いしたらとても気さくな方でこのページ掲載も快く承諾して下さいました。
カリエスリスク
- 解剖学的形態
- カリエスの発生状態
- 萌出してからの期間
- 食生活
- カリエスアクティビティ
- プラコンのクォリティ
学童児ハイリスク
- 1才〜2才乳歯列
- 6才第1大臼歯
- 11才〜12才第2大臼歯
- 13才〜17才隣接面および大臼歯
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