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日常生活の中で「これは腰に負担かかってるなぁ・・・。」と思う瞬間はありませんか?
例えば、映画館で映画を見たり、勉強や運転など長時間の椅子に腰掛ける作業は勿論の事、
寝転がりテレビを見たり、本を読むだけで腰に違和感を感じる人もいらっしゃると思います。
腰痛は立ち仕事や悪い姿勢による筋肉疲労、または筋力低下により
背筋と腹筋のバランスが崩れ
(特に腹筋は衰えやすいので気をつけましょう。)
腰椎や一部の筋肉への負担となり発生すると考えられています。
どうして腰椎や一部の筋肉への負担が原因となるのでしょうか?
脊椎は30個以上の椎骨がブロックのように積み重なったもので、
椎骨と椎骨の間には椎間板という軟骨がクッションのように挟まっています。
椎間板は、脊椎に加わる衝撃を吸収・緩和するばかりでなく、
椎骨の連結役として脊椎の前後左右への屈曲を可能にしています。
そして周りの筋肉は椎骨を安定させ、伸長や収縮することで腰部を支点に上半身を動かします。
その為、上半身の重心が体幹から外れると腰部の筋肉には大きな負担がかかってきます。
つまり、腰痛というと背部を考えてしまいますが、腹筋の弱まりが原因になることも決して少なくありません。
立ち仕事、悪い姿勢や同じ姿勢など、筋肉の緊張を長時間強いるような姿勢を続けると、腰の筋肉がこわばり、
鬱血して、鈍い痛みを生じる慢性疲労の状態になります。
この状態を放って置くと何かのきっかけで急性症状を引き起こします。
いわゆるぎっくり腰です。
わかりやすくいえば筋硬直と言って腰の筋肉が、つってしまったものです。
急激な運動をしたときばかりでなく、何でもない日常動作がきっかけになる事があります。
例えば慢性症状が出ているのに無理を強いて生活していると、いつ微少筋断裂(肉離れの一種)発症してももおかしくない状態になります。
重い物を持たなくても睡眠不足などの悪環境が重なった時などは、咳やクシャミなどの僅かなきっかけでも発症します。
もちろん体の防衛反応で重篤な筋断裂や疲労骨折を防ぐ為の強制終了みたいなメカニズムなので
何もせずに3日ほど休めば自然に痛みは治まってきます。
もちろん筋肉の柔軟性が失われている時は、微少筋断裂を起こす可能性があり痛みが10日以上も長びく事もあります。
ただし痛みが治まっても結局は蓄積した疲労は元のままで急性症状から慢性症状に移行しただけなので
きちんと生活環境を見直さないといけません。
慢性腰痛
腰椎椎間板ヘルニア
変形性脊椎症
脊椎分離症
腰椎変性すべり症
脊柱管狭窄症
骨粗鬆症
座骨神経痛
腰痛症
脊椎カリエス
脊椎腫瘍
脊椎炎
内臓の病気が原因
椎骨は加齢によりすり減ったり弾力を失い、次第に十分な役目を果たせなくなります。
特に、腰椎への影響は大きく、脊髄神経を圧迫したり刺激し、痛み、しびれなどの腰痛の症状を引き起こします。
このほか、内臓疾患や精神疾患が原因のもの、妊娠に伴う体型変化や体重増加が原因のものなどがあります。
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